写真でみる 農耕と畜産の歴史

写真でみる 農耕と畜産の歴史

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写真でみる 農耕と畜産の歴史

農業のはじまりから、18世紀の農業革命、そして、
食の安全性や食育の大切さが問われる現代まで、
世界の農業と畜産の歴史をビジュアルで紹介!
わかりやすい図解、貴重な写真が満載!

2007年11月20日火曜日 初版発行

ネッド・ハリー 日本語版監修 中村武久/河野友宏

定価2,625円(税込)

978-7515-2305-8

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写真でみる 農耕と畜産の歴史 - 目次 -

  • 1.農業の始まり
  • 2.動物の力を利用する
  • 3.トラクターの登場
  • 4.プラウの歴史
  • 5.畑と土
  • 6.種まき
  • 7.作物を守る
  • 8.人力による収穫
  • 9.脱穀と選穀
  • 10.機械による脱穀
  • 11.コムギからパンへ
  • 12.イネと水田
  • 13.トウモロコシとジャガイモ
  • 14.家畜の飼育
  • 15.市場園芸
  • 16.果樹農園
  • 17.農家とその庭
  • 18.納屋と貯蔵庫
  • 19.酪農
  • 20.乳製品
  • 21.肉牛の飼育
  • 22.羊の飼育
  • 22.羊毛の刈り取り
  • 23.ヤギの飼育
  • 24.養豚
  • 25.養鶏
  • 26.アヒルとガチョウ
  • 27.農業の将来

1.農業の始まり

農業の始まり

農業は今から1万年前に、トルコや中東地域で始まった。この地域に生育していた穀類の種子を食べていた人たちが、その種子をまくと、また新しい草が生え て、種子がなることを発見したのが始まりである。
人々は地面をならし、毎年そこに穀類を栽培するようになった。また、周囲にいる野生のウシ、ヤギ、ヒツジ などを飼いならすことも覚えた。肉や乳、皮などを手に入れるためで、これらの動物たちがやがて家畜となったのである。

それまでの人類は、狩猟や採集の生活 を送ってきた。近くの植物や動物を食べ尽くと、また別の土地に移動しなければならなかったこれらの祖先と違って、畑をもった新しい農民たちは一か所に住み つき、最初の定住集落をつくった。
農業によって食物を貯蔵できるようになり、しだいに多くの人々が、食べるために一日中獲物をもとめてかけ回る苦闘の日々 から解放されるようになった。

こうして人間は、住居の建築や交易などの新しい活動に従事することが可能になった。まもなく、アジア、アフリカ、南北アメリ カなどの各地に、農業集落がつくられていった。人類の文明の歴史が始まったのである。

6.種まき

種まき

土をよく耕したら、種まきの始まりだ。機械が登場する以前の種まきは、手で畑にばらまいていた。しかしその方法では、野草の伸びる勢いに負けてしまった り、土でおおう前に鳥に食べられたり、大半はむだになっていた。
ところが、1700年頃、イギリスの農民シェスロー・タルが種まき機を発明したことによっ て、この問題は解決された。その種まき機は、土に数本の平行の溝を切り、種をきれいな一列の線状に落としていく機械だった。作物が生長すると、作物の畝の 間を掘ることができるように間隔をあけた刃を取り付け、馬で引いて雑草を刈り取る除草機の役割もはたした。トラクターで引く現代の種まき機は、タルの発明 を改良したものにすぎない。

12.イネと水田

イネと水田

アジアの農民は、少なくとも7000年前からイネを栽培していた。

イネは穀草のひとつで。もともとインドやオーストラリアに野生していた。自然の生息環境 は熱帯の氾濫原だった。そこは毎年ある時期には大量の雨が降って。浅い湖に変わるような土地であった。イネが芽を出し、成長するためには多量の水が必要で あり、農民はその必要な環境をまねて、水田をつくりだした。
水田はまわりを低い土の壁や堤で囲み、そこに水門を切って、川や用水路から水を流し込むことが できるようになっている。アジアでは今でも、きわめて多くの人々が小規模な稲作農民であり、水田は至るところで見られる。

現在では、イネはアメリカ、南 ヨーロッパ、その他の気候の温暖な諸国でも栽培されている。イネは世界の人口の半分以上を養っているといわる。
とれた米は粉にしたり、酒をつくったりする のにもある程度使われるが、その大半は穀粒を丸ごと食べる。この点が、他の穀類と大きく異なるところである。

この世界最大の収穫物のあまり知られていない 用途のひとつに、籾殻を焼いて灰にして使う方法がある。この灰を石灰と混ぜると、きわめて良質のセメントになるのだ。

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2007年11月20日火曜日 初版発行

ネッド・ハリー 日本語版監修 中村武久/河野友宏

定価2,625円(税込)

978-7515--2451-0

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