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南部のチェロキー、アパッチ、ナバホ族から北極圏のイヌイットまで、北アメリカ大陸を10の文化圏に分け、さまざまな先住民文化を紹介するビジュアル博物図鑑。
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南部のチェロキー、アパッチ、ナバホ族から北極圏のイヌイットまで、北アメリカ大陸を10の文化圏に分け、さまざまな先住民文化を紹介するビジュアル博物図鑑。

最初アメリカ人は誰だったのだろうか?
人類は氷河期にできた陸橋を渡ってシベリアからアメリカ大陸に集団移住したといわれているが、その移住がいつ行わ れたのか、という点では意見が分かれている。その時期について、以前は1万2000年前と考えられていたが、新しい科学的な学説の中には、4万年前である という学説もある。
現在の北米先住民の中には、自分たちの起源はアメリカであるという聖なる話を信じている者もいる。近年、アメリカ、インディアンの祖先 は、アジア大陸からだけではなく、いろいろなところから来たとする説も唱えられている。
考古学の研究成果が示すところでは、最初のアメリカ人は、どのよう にしてアメリカ大陸に着いたかにせよ、その後気候と環境の変化に適応しながら、尖頭石器を使う狩猟民から、農民と職人からなるもっと進んだ社会へと進化し たことが明らかである。

草木の茂る南東部には、16世紀後半までに驚くべき文明が発展していた。
計画的に作られた村々に住む諸部族は、熟練した農民であり狩猟民でもあって、進んだ医薬の知識を持っていた。
それから300年経った19世紀には、彼らはアメリカの農業方法を採用して、成文の法律を制定し、多くの人がキリスト教徒に なっていた。しかしこのようなことは、部族の土地を奪いとろうと決心していた白人たちにとってどうでもよいことであった。
1830年代に、チョクトー族に始まり、ついでチェロキー族、クリーク族、チカソー族、最後にセミノール族の順に、彼らはオクラホマに強制的に移住させられ、多数の人がその途中で死んだ (白人はこの5つの部族を、“文明五分族”と呼んだ)。

冬の儀式の期間中に、北西部の家のちらちらとゆらぐ灯火に照らされて、2つの偉大な芸術、すなわち儀式の踊りと複雑な彫刻の仮面とが、一体となってドラマ のように繰り広げられた。
新しメンバーを加入させるために内々の仲間によって開催された踊りで、祖先と精霊との絆が再現された。仮面をつけた踊り手たちは、霊界が力を持ち存続していることを演技で表現した。儀式は祭式でもあり、演劇でもあった。というのは、踊り手たちは、目をみはる技巧を用いて、自分た ちが伝えようとする物語の魅力を高めたからだ。
身分意識の強いこの文化の中で、踊りのグループのメンバーであること、踊りを踊る権利があること、仮面を 持っていることは、特別に名誉のあることだった。男シャーマン(祈祷師)も女シャーマンも、医師としての役割上、儀式の仮面を被った。
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