スパイ事典

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スパイ事典

スパイの驚くべきテクニックをビジュアルで紹介!
情報収集のためにあみだされた特殊なメカ、潜伏生活の技術、
人知れず情報を送るための暗号など、スパイが危険な任務を
遂行できたのはなぜなのか、その秘密を解き明かします。

2006年5月25日木曜日 初版発行

リチャード・ブラッド 川成 洋 訳

定価2,625円(税込)

978-7515-2327-9

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スパイ事典 - 目次 -

  • 1.スパイとは何か?
  • 2.スパイのいろいろ
  • 3.秘密の道具キット
  • 4.見えぬものを見る
  • 5.隠しマイクと盗聴器
  • 6.落下するハト
  • 7.極秘通信
  • 8.コードとサイファー
  • 9.傍受と暗号解読
  • 10.隠匿と潜伏
  • 11.戦時下のスパイ
  • 12.偽りの過去
  • 13.二重スパイと離反者
  • 14.秘密兵器
  • 15.冷戦
  • 16.スパイマスター
  • 17.秘密情報機関
  • 18.監視装置
  • 19.産業スパイ
  • 20.防諜活動
  • 21.スパイ・キャッチング
  • 22.無人のスパイ活動
  • 22.今日のスパイ活動
  • 23.有名なスパイ
  • 24.物語上のスパイ

2.スパイのいろいろ

2.スパイのいろいろ

スパイはさまざまな過去をもち、また多種多様な理由でスパイ組織に引き込まれる。
金の魅力に負けた者も多いが、なかには強い信念でスパイとなった者もいる。彼らは説得する必要もないので、「志願スパイ」と呼ばれる。また恐喝されてスパイとなり、ますますその深みにはまっていく者もいる。

情報を収集するために、目標となる組織にわざわざ潜り込んで職員になりすます「サクラのスパイ」もいる。しかし、外部から侵入するより、「最適のスパイ」、つまり内部の職員を取り込んでスパイに仕立て上げるほうが手っ取りばやい場合も多い。
彼らは賄賂や恐喝によってスパイ組織に取り込まれる前に、すでに信頼できる秘密の情報を入手しているのだ。

9.傍受と暗号解読

9.傍受と暗号解読

サイファーは秘密の伝言を保護するが、その伝言の意味するものを完全に変えたりしない。ワード・パズルのように、伝言の大意はそこに内包されたままである。

いっぼう暗号を傍受した敵は、キーを発見しようと懸命になる。情報機関はこうした任務につく「暗号解読官」と呼ばれる専門家を雇う。

代用サイファーを 使って、暗号解読官は文字を数えることから始める。例えば、英語では「E」はほかの文字より使われる頻度が高い。したがって、もしある伝言で「W」が最も 多く現れているなら、その文字は「E」の代用だと考えられる。
次の段階では、「E」で終わる2文字綴り語を探す。これは4つしかない。「he」「me」 「be」それに「we」である。
次に1文字で成り立っている語を探す英語には1文字綴り語はたった2つしかない。「A」「I」である。

暗号解読官は、こう いった、あるいはもっと複雑な技術を駆使し、膨大な時間をかけて、巧妙なサイファー・パズルを解読するのである。
確かにコンピュータはこの手順をスピード アップしたが、暗号解読官に要求されているのは、途方もない忍耐力である。
もっとも、17世紀モロッコのサルタン(国王)への伝言を解読した、アラブ人の 暗号解読官ほど忍耐強い者はいないだろう。この解読に彼は、実に16年もかけたのである。

11.戦時下のスパイ

11.戦時下のスパイ

進軍中の軍隊は、前方の状況と敵軍の兵力の判断を熟練した兵士にゆだねる。
しかし、こうした兵士がみんなスパイというわけではない。軍服を着て、公然と任 務を遂行する「斥候」もいる。もし斥候が捕まれば、戦争が終わるまで刑務所に収監される。

いっぽう戦時下のスパイは、逮捕されないよう変装し、秘かに情報収集する。もし私服を着た者が敵の陣営内で捕まれば、スパイとして裁判に付され、その刑……通常は死刑……は即座に執行されるだろう。

こうした過酷な刑罰 にもかかわらず、スパイはありとあらゆる戦争に関与してきた。
18世紀のプロイセン(ドイツ)王、フリードリヒ大王(1712-86)は、自分の雇ったスパイの数を自慢した。
あるフランス軍の美食家の将軍をからかって、フリードリヒ大王は「百人ものコックが奴のあとについていく……だが、朕の前には百人も のスパイが進んでいる」と冗談を飛ばした。

ひとめで!

世界の「秘密情報機関」
スパイの七つ道具
コードネーム「ホワイトラビット」
寝返ったKGBスパイ
さまざまな盗聴器

わかる

伝書バトが運んだ「スパイ急便」
聖書に登場するスパイ
吟遊詩人もスパイだった?!
エニグマ暗号機はどのように解読されたのか?

その知られざる世界

「ピリオド」の中に伝言がある
驚異の密入国・密出国のテクニック
称賛か? 憎悪の的か? ……二重スパイの末路
解読された「旧日本軍の紫暗号」

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2006年5月25日木曜日 初版発行

リチャード・ブラッド 川成 洋 訳

定価2,625円(税込)

978-7515-2327-9

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