イヌ科の動物事典

イヌ科の動物事典

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イヌ科の動物事典

盲導犬や介助犬…さまざまな場面で活躍するイヌ。
人とともに歩んできたその歴史や、
進化の過程、そしてたくさんの品種を豊富な写真とともに紹介。
イヌのいろいろが、この1冊でわかります。

2004年4月20日火曜日 初版発行

ジュリエット・クラットン=ブロック 日本語版監修 祖谷勝紀

定価2,625円(税込)

978-7515-2306-6

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イヌ科の動物事典 - 目次 -

  • 1.イヌとは何か
  • 2.イヌ科の進化
  • 3.イヌ科動物の骨
  • 4.被毛、頭、尻尾
  • 5.視覚と聴覚
  • 6.嗅覚
  • 7.行動
  • 8.イヌ科の子どもたち
  • 9.群れのリーダー
  • 10.ジャッカルとコヨーテ
  • 11.アジア、アフリカのイヌ科動物
  • 12.アカギツネとハイイロギツネ
  • 13.暑い地方と寒い地方のキツネ
  • 14.南米のさまざまなイヌ科動物
  • 15.家畜化の始まり
  • 16.野生に戻ったイヌ
  • 17.新品種をつくる
  • 18.狩猟犬
  • 19.牧畜・牧羊犬
  • 20.人間の手助けをする
  • 21.スポーツとイヌ
  • 22.ハウンド犬
  • 22.銃猟犬
  • 23.テリア犬
  • 24.非猟犬
  • 25.作業犬
  • 26.小型愛玩犬
  • 27.雑種犬
  • 28.イヌの世話

1.イヌとは何か

1.イヌとは何か

イヌ科を学名ではCanidae(「イヌ」を意味するラテン語“canis”からきている)といい、現存するオオカミ、ジャッカル、キツネ、家畜のイヌな どを含めると37種ほどがある。

イヌ科の仲間は肉食動物で、えものを狩るための特別な適応が見られる。その歯はえものを殺し、肉を噛み、骨をかじり、ときには互いに戦うのに用いられる。
大きな目、直立した耳、鋭敏な鼻が示すように、それぞれ高度に発達した視覚、聴覚、嗅覚のおかげで、彼らは集団で狩りをす るにせよ、単独で狩りをするにせよ、えものを確実に追跡することができる。

野生のイヌは、南米のヤブイヌ以外はどれもすべて、速いスピードでえものを追いかけるのに適した長い脚をもつ。イヌ科動物はすべて趾行性(指骨だけを地につけて歩く)で、特有の足をもち、前肢に5指、後肢には4指があり、鉤爪を有す る。
家畜のイヌ(イエイヌ)では、後肢にもう1本余計に5指日の爪(狼爪)がついていることもある。野生のイヌは長い尻尾をもち、体に密生するその毛には 斑点や縞はないのがふつうである。

イヌ科動物は一般に年に1回交尾し、2か月の妊娠期間を経て、数匹の子どもを産む。すべての哺乳類と同じく、母親は生まれた子どもに乳を与え、家族の助けを得て、数か月間子どもの世話をする。

8.イヌ科の子どもたち

8.イヌ科の子どもたち

イヌ科動物の子どもは、生まれたばかりのときはどれもよく似ている。
彼らは小さく、無防備で、目は見えず、毛は短く、脚は短く、尻尾は小さい。
あらゆる哺 乳動物と同じく、子どもは最初、母乳を吸うことしかできない。

一度に生まれる子どもの数は、1頭から12頭以上まで、さまざまである。数日後(イエイヌで は約9日後)、目が開いて、耳も聞こえるようになり、間もなく固形の食物が必要になる。
すると母親や、群れをつくる種ではグループのほかのメンバーが、前に食べた肉を吐き出して与える。
したがって、子イヌの前で母親が何かを吐いているのは、体の具合が悪いように見えるかもしれないが、それは病気ではなく、 子どもに最初の固形食を与えているのだ。

野生では、子どもはほとんどすべて地面に掘った巣穴の中で生まれるが、イエイヌも子どもを産むときは同じように暗 くて暖かい場所を必要とする。子イヌは交尾してほぼ63日後に生まれる。

ひとめで!

そりをひくハスキー犬
木に登るハイイロギツネ
遺跡から発掘された最古のイエイヌ

わかる

人間を手助けするイヌの役割
世界各地のさまざまなイヌ科の動物
訓練された銃猟犬
飼いイヌの世話の基本

その知られざる世界

3,000万年前のイヌの祖先の化石
オオカミの群れの序列
ハイエナは、なぜイヌ科ではないのか?
えものを追跡するイヌの嗅覚
つくり出された特別な品種

イヌ科の動物事典

イヌ科の動物事典

2004年4月20日火曜日 初版発行

ジュリエット・クラットン=ブロック 日本語版監修 祖谷勝紀

定価2,625円(税込)

978-7515-2306-6

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