船の百科

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船の百科

より速く、より安全に、水上を移動することを夢見た
先人たちの知恵をビジュアルで紹介。
世界のさまざまな船と、その歴史について楽しく学べる入門書。

2008年2月8日金曜日 初版発行

エリック・ケントリー 監修 英国国立海事博物館

定価2,625円(税込)

978-7515-2453-4

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船の百科 - 目次 -

  • 1.水の上へ
  • 2.さまざまな筏
  • 3.動物の皮を張ったボート
  • 4.樹皮張りのカヌー
  • 5.丸木舟とアウトリガー・ボート
  • 6.板張りの船
  • 7.板張りの船の建造
  • 8.オールの力
  • 9.風の力で
  • 10.帆のかたち
  • 11.帆船の時代
  • 12.クジラ発見!
  • 13.色とりどりの飾り
  • 14.内陸水路
  • 15.蒸気機関と外輪船
  • 16.スクリューの回転
  • 17.商業用帆船の黄昏
  • 18.釣り船から大型漁船まで
  • 19.鉄と鋼による造船
  • 20.不定期貨物船
  • 21.埠頭にて
  • 22.操舵室のなか
  • 22.豪華客船の旅
  • 23.SOS!
  • 24.航洋ヨット
  • 25.ヨットに親しむ

3.動物の皮を張ったボート

3.動物の皮を張ったボート

軽い木の骨組みに動物の皮を張ると、水を通さないボートができる。
このため、いろいろな動物の皮がボートに使われている。

インドには、水牛の皮を使った 「パラシル」と呼ばれる丸いボートがある。
チベットでは、ヤクの皮を使う。北米大平原の先住民は、野牛の皮を張った「ブルボード」で川を渡っていた。
北極地方のイヌイット(エスキモー)は、カヤックにアザラシの皮を張るが、最近はアザラシが少なくなったため放水性のキャンバス地に代わっている。

この種の ボートは何世紀もの間、形にあまり変化がなく、木材が手に入りにくいところでつくられことが多い。軽く、扱いやすく、運ぶのが簡単で、波の荒い水面でも驚 くほど安定性の良いものが少なくない。

6.板張りの船

6.板張りの船

板をつなぎ合わせれば、どのような形のボートでもつくることができる。
材料の木によって船の長さが決まってしまう丸木船とは異なり、このような「板張りの 船」はずっと長く、深いものにつくることができるので、多くの乗客や荷物を運び、荒波を安全に航行することができる。

板張り船は、頑丈な木材の骨組みに板 を張り付ける場合が多いが、逆に板にお互いにくっつけ合わせたのち、木材(助骨材)を入れていく場合もある。

板張り船には、骨組みや助骨材のまったくない ものも少数ながらある。しかしほとんどのものは、板の縁と縁をつなぎ合わせて、船体をなめらかにつくる縁継ぎ船と、板の一部を重ね合わせて継いでいく重ね張りの船のどちらかに分かれる。

10.帆のかたち

10.帆のかたち

最古の帆船は800年近く前、エジプトのナイル渓谷に描かれた。その画では四角い帆船が、マストと直角に交差するヤード(帆桁)から吊り下げられている。

地中海を行き来した古代ギリシャ、フェニキア、ローマなど大型交易船はすべて横帆をつけていた。ヴァイキングのロングシップ、中世の北ヨーロッパのコグや ハルクなどの船も同様だった。

この簡単なタイプの帆船は、今でも完全艤装(帆装)の帆船ではどれにも見られる。しかし何世紀もの間にヨーロッパの船乗りた ちは、さまざまな条件に合わせた新しいタイプの帆をつくり出し、中国やアラブの帆を採り入れてきた。

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エリック・ケントリー 監修 英国国立海事博物館

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